【英語学習を続けるコツは「基礎力」を鍛えること】

あなたは、今までに英語学習で挫折を経験したことはありますか? それとも、今でも英語学習を継続できていますか?

 

「社会人の英語学習実態調査」によると、約73%のビジネスマンが「英語学習を途中でやめてしてしまった」と回答しています。しかし、英語学習で挫折してしまったほぼ全員が「現在・あるいは将来的に英語が必要になると感じている」と回答しています。

 

英語が必要であると感じながらも、7割り以上の学習者が途中で学習をやめてしまうのです。このような結果になる原因は、英語学習の意義・やり方を正しく理解していないからです。

 

このページでは、まず「英語学習を途中で挫折してしまう原因」について考えていきます。そして、英語学習を正しく行なうために必要な「基礎力」について詳しく解説していきます。

【英語学習で「70%以上」の人が途中で挫折してしまう理由とは】

なぜ、ビジネスマンは英語学習を続けることができないのでしょう。以下に、ビジネスマンが英語学習で挫折してしまう代表的な5つの理由を挙げました(引用:「社会人の英語学習実態調査)。あなたは思い当たる理由はありますか?

  1. 時間がない
  2. 英語を使わなければならない切羽詰まった状態にない
  3. 明確な目標がない
  4. 効果的な学習方法が分からない
  5. 思ったように英語が上達しない

それでは、それぞれの挫折した理由に関してもう少し詳しくみてみましょう。。

 

<1.時間がない>

 

ビジネスマンは、忙しい日々を過ごしています。そのため、「短い時間」で「簡単に」英語学習をしたいでしょう。「短い」や「簡単」などを、セールスポイントとして大々的にうたった参考書もたくさんあります。

 

しかし、残念ながら英語学習は「短い時間」で「簡単に」できるものではありません。アメリカのある機関が調査したところ、日本人が英語を習得するには約3,000時間必要という試算が出ました。

 

ですので、忙しい日々の中でも、決まった時間を見つけて集中して取り組むことが必要です。私の友人は、英語学習の時間を捻出するため、まず一週間の大体のスケジュールを表にまとめました。そして、「無駄に過ごしている時間」がないかどうか、目で見える形で確認をしたのです。

 

彼の場合は、「特に何もせずにぼっーとしている」時間があることがわかりました。それこそ無駄に過ごしている時間だったのです。そして、彼はこの時間を最大限使うことに決めました。

 

その結果、英語学習に充てることができる時間を作ることができたのです。

 

あなたも、自分のスケジュールを作成してみて、本当に時間がないかどうか確認してみてはどうでしょうか?

 

<2.英語を使わなければならない切羽詰まった状態にない>

 

英語をどうしても使わなくてはならない状態でないと、「今はまだいいから」と考えてしまいます。その結果、英語学習は優先順位の下位に下がってしまいます。

 

しかし、今は切羽詰まった状態でなくても、将来どうなるかはわかりません。世界中で、グローバル化・ボーダーレス化が進んでいます。突然、海外とのやり取りが必要になるかもしれません。

 

私の生徒に、会社が海外企業と合併してしまい、上司が外国人になってしまった方がいました。加えて、会社の方針でTOEICの点数が昇進の条件になってしまったのです。

 

会社からの英語学習のサポートはなく、慌ててTOEICの勉強を始めたそうです。その生徒はこのように言っていました、「やろうと思えばもっと早く始められました。でも、自分の会社が海外の子会社になるなんて、考えもしませんでした。」

 

切羽詰まった時には、すでに遅いのです。来るべき時に備えて、前もって準備するつもりで英語学習に取り組んでください。

 

<3.明確な目標がない>

 

明確な目標が定まっていない場合も英語学習が挫折する原因になるため、できる限り早く解決することが重要です。このような場合は、まず以下の質問を自分自身に対して問いかけてください。

  • 英語を使ってどうなりたいか?
  • どのレベルに到達したいか?
  • 英語習得が自分にとってどのぐらい重要か?
  • いつまでにできるようになりたいのか?

最初は、明確な目標が見つかれないかもしれません。しかし、答えが見つかるまでひたすら問いかけ続けください。

 

そして、答えが見つかったら「いつでも見える場所」にその目標を掲げておきましょう。

 

<4.効果的な学習方法が分からない>

 

効果的な学習方法がわからないという理由で、英語学習でつまずいてしまう人もいます。効果的な学習方法を知る一番良い方法は、「英語上級者に相談する」ことです。なぜなら、ほとんどの上級者はあなたと同じ道をすでに通ってきているからです。つまり、あなたがどこでつまずいているのか、的確なアドバイスができるのです。

 

私も中学・高校までは、普通の学生で特別英語ができるわけではありませんでした。アメリカへ留学し、卒業後しばらくしてアメリカへ海外赴任をする機会を得ました。語学学校や大学、そしてアメリカ人とのビジネスを通して多くのことを学びました。今、その経験を活かしてどのようにして「使える英語」を学ぶことができるのかを、ブログを通して伝えています。

 

私も含めて、英語学習で苦労しなかった人はいません。上級者の経験を、あなたの英語学習に活かしていきましょう。

 

<5.思ったように英語が上達しない>

 

「なかなか上達しない」と感じて、英語学習をやめてしまう人がいます。しかし、本当に上達していないのでしょうか? また、どのくらいの期間続けて「上達しない」と判断したのでしょうか?

 

目指している目標が、そもそも高すぎたかもしれません。あるいは、計画に無理があったのかもしれません。また、教材が合っていないのかもしれません。

 

上達しないと感じたら、目標・計画・教材を見直す絶好の機会と捉えましょう。

 

たとえば、TOEICの目標点数を下げてみる。あるいは、勉強の計画を1ヶ月から1週間単位にして計画の変更をしやすくしてみる。または、思い切って中学生レベルの教材で勉強してみる、などです。

 

そして、自分に合うものが見つかるまで、何度でもやり直ししてみましょう。

【英語学習を始める前に「基礎力」を作ること】

ここまで、途中で英語学習を挫折してしまう理由について説明しました。 しかし、英語学習を無理なく継続するには、上記の挫折してしまう理由の他にも重要な事があります。それは、「英語の学習⽅法」です。

 

英語初⼼者が最初にすべきは、英語の「基礎⼒」を付けることです。英語の基礎⼒とは、「⽂法」と「語彙⼒」のことです。

 

特に英語学習初⼼者の⽅で、英語の基礎力を十分に身に付けないまま英語学習をしようとしている⼈が多いです。

 

それは、「英語上級者と同じ方法で英語学習を始めようとすること」です。初心者が無意識にやってしまうことなのですが、この勉強法だと途中で挫折することになってしまいます。

 

つまり、自分の実力に合っていない方法を選択してしまうことなのです。

 

<いきなり上級者と同じ方法で英語を学ぼうとしてはダメ>

 

なぜ英語学習の初⼼者が上級者と同じ⽅法で学習してはいけないのか、その理由をお話しします。

 

ここで言う英語上級者とは、TOEICでいうなら「800点以上」と考えてください。ちなみに、TOEIC800点以上の英語とは、「英語での情報収集ができる。ビジネスにおいて本格的に英語が使えるレベル」です。

 

このレベルになると、情報収集も兼ねて様々な洋書を読んで英語学習をしています。また、今の自分に何が足りていないのかもわかっているので、教材を自分で探すこともできます。

 

英語上級者は「自分より高いレベル教材で限界を越える」という学習をします。ビジネス英語を学ぶ、ということで有名な英文雑誌や新聞を勧めているのを見ます。

 

しかし、この勉強法は英語初心者にはお勧めできる方法ではありません。

 

なぜなら、英文雑誌や新聞で使用されている単語やフレーズなどは明らかに初心者向きではないからです。単語の意味を調べるだけでも時間がかかり過ぎてしまい、肝心の内容を理解することができません。時間がかかる割には、なかなか前へ進みません。そうなると、「つまらない」と感じてしまいます。これが、挫折してしまう原因になります。

 

しかし、残念ながらそのような学習方法を選択してしまう人が多いのが事実です。

 

また、多くの人がいきなりスピーキングやリスニングから始めようとします。「日本人には会話の練習が必要」という理由からです。

 

日本人にはそれらの力が不足しているのは事実です。

 

しかし、ネイティブとの会話をいきなり始めるのは、いい方法とはいえません。なぜなら、英語初心者は、英語の「基礎力」すなわち「文法」と「語彙力」が弱いため、ネイティブとの会話をうまく成立させることができないのです。

 

<「文法」学習を疎かにしてはいけない>

 

「学校では、文法と読み書きしかしなかったから、日本人は話すことができない」という批判があります。この批判は、間違っていません。日本人には、英語で「会話」をする時間が圧倒的に不足しています。

 

しかし、実は「文法」は英語で会話をするために、決して外せない重要な要素です。「文法」は、英語を使用する時の「ルール」だからです。

 

英語の四技能(レーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)は、車のタイヤだと思ってください。タイヤが4つそろわないと走れません。また、どれかがパンクすると乗り心地が悪くなり、上手く車を操作できません。

 

しかし、車を運転する時に重要なのは、「交通規則」を覚え、それに従って運転することです。そうでないと、みんなが自分勝手に運転して収拾がつかなくなります。車の運転を練習する前に、「交通規則」を覚えるのは、このような理由です。

 

初心者の頃は、意識的に「交通規則」に従って運転をします。そして、慣れてくると運転に必要な基本的な規則を体でも覚えてしまうので、それほど意識しなくても運転ができてしまいます。忘れてしまったら、確認する程度で済むようになります。

 

英文法は、英語をスムーズに使うために必要不可欠のものです。まず、しっかりと英語のルールを学び、英語で言いたいことをきちんと伝えることを学ぶべきです。そうでないと、フレーズを覚えても自分で英語の文章を組み立てることができなくなります。

 

私(当サイト管理者)は、アメリカで留学生活を送っていました。大学では、小論文の課題がかなりの数出ます。小論文の内容はもちろん、実は「文法」も採点の基準になります。論文だから、内容だけでなく「読みやすさ」も重視されるわけです。

 

「文法」の学習は、とても地味なものです。しかし、これからの英語学習をしっかりと積み上げるために、「文法」を疎かにしてはいけません。

 

<言いたいことを表現するためは「語彙力」も必要>

 

英語をスムーズに使うために必要なもう一つの要素は、「語彙力(単語力)」強化です。ただ、語彙力の強化と言っても、受験でやったような単語帳の丸暗記をお勧めするつもりはありません。

 

先ほど、「英文法」について話をしましたが、英文を作るにはルールを覚えることは重要です。そして、ルールに従って表現したいことを英語にするために、語彙力をつけることも大事なのです。

 

語彙力がないと、ルールどおりではあっても、あなたが伝えたいことを正確に伝えることができないからです。

 

語彙力を強化するには、「英語の文章を読みながら覚える」のが一番良い方法です。なぜなら、単語だけを暗記しても、英語で文章を作る力をつけることができないからです。

 

それには、英字新聞や小説もいいです。しかし、実はもっと良い教材があるのです。

 

それは、「英和辞書」です。

 

英和辞書は単語の意味だけでなく、使用例も書いてあるので、文章で英単語を覚えるにはうってつけの教材です。加えて、単語の発音までわかるので、初心者には一番よい教材です。

 

英和辞書でしたら、中学・高校で使っていたものがありませんか? もしその時の辞書が手元にあれば、新たに購入の必要はありませんね。持っていないのであれば、なるべく例文が多く載っている辞書を選ぶようにしましょう。

 

補⾜ですが、辞書は「紙の辞書」を選ぶ⽅が良いです。今は電⼦辞書や、スマホのアプリもありますが、紙の辞書をお勧めします。その理由は、1ページにある情報量が多いことです。アプリや電子辞書ですと、必要な情報を探すためにスクロールを何度もしなくてはならない時があります。しかし、紙の辞書であればそのページを見れば済んでしまう場合が多いので、ストレスが少なくて済みます。

 

英和辞書を使った語彙⼒アップの⽅法は以下の通りです。

 

知らない単語が出てきたら、英和辞書で意味を調べます。そして、意味だけでなく発音も調べます。そして、実際に発音をしてみるのです。

 

英語には、同じ単語で違う意味もあれば、違う単語で同じような意味になる場合もあります。そのようなときは、例文で使い方を確認します。

 

文章で単語を確認することで、似た文章が出てきたときに単語の意味を思い出せるのです。そして、その単語と例文を確認することで、記憶を定着させることができます。

 

このようにして、徐々に語彙力をつけていくといいでしょう。

 

私が留学をしていた時は、この方法を使って語彙力を上げました。

 

繰り返し文章と一緒に確認することで、語彙力が格段にアップし、英語学習の基礎ができたと確信しています。

【まとめ】

ビジネスマンの70%以上が、英語学習で挫折をしてしまいます。しかし、その原因をよく分析してみると、解決の方法はあります。あなたに当てはまる理由を、もう一度よく考えてみましょう。

 

しかし、英語の「基礎力」を作らずに英語学習を進めるのはよくありません。「基礎力」、つまり「英文法」と「語彙力」をしっかり積み上げましょう。「土台」がしっかりすれば、後の英語学習が楽になります。そうすることで、英語で挫折をすることもなくなります。